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12 月 1 日,小樽市内の国道沿いにラーメン屋が 2 軒並んで開店しました。
マサルさんが経営する M 店と,トモエさんが経営する T 店です。どちらも評判は上々で,ともに開店以来毎日客を増やし続けています。では,集客を競い合う二人の日記をごらん下さい。
トモエさんの日記です。
「今日 6 日,T 店には M 店より 100 人多くの客が来た。」
「今日 8 日の T 店の客の数は,M 店の 5 日〜 8 日の客の数の合計に等しかった。」
マサルさんの日記です。2 日以降毎日同じことを書いています。
「昨日 M 店には,今日の両店の客の数の差の半分しか客が来なかったが,今日 M 店には,昨日の両店の客の数の和の半分も客が来た。」
さて,8 日の日,T 店の客の数は M 店の何倍だったでしょうか。割り切れない場合は,小数第 4 位を切り捨て,小数第 3 位まで答えてください。
(国道沿いのラーメン屋)
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| ▼ 解説 |
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両店とも客の数は増え続けた。もしある日,M 店の客の数より T 店の客の数が少ないと仮定すると,(マサルさんの日記の後半の記述から) 翌日 M 店の客の数が減ることになってしまい,不都合である。したがって,マサルさんの日記における「両店の客の数の差」とは,T 店の客の数から M 店の客の数を引いたものとなる。
ある日の M 店の客の数を ○+○,T 店の客の数を △+△ とすると,(マサルさんの日記から) M 店の前日の客の数は △−○,翌日の客の数は △+○ となることが分かる。この 3 日間,M 店の客の数は △−○,○+○,△+○ と変化する。つまり,M 店の客の数には,「前日+当日=翌日」という関係があることが分かる。
(このような関係を持つ数列をフィボナッチ数列という。)
6 日の客の数の差が 100 人だったので,その前日 5 日の M 店の客の数はその半分の 50 人である。そこで,最初の 5 日間の M 店の客の数の変化を考えてみる。
3 日の M 店の客の数を □ とし,「前日+当日=翌日」という関係から,M 店の客の数を次々にさかのぼって表してみる。
M 店の客の数
5 日 50
4 日 50−□ (5 日の 50 から 3 日の □ を引く)
3 日 □
2 日 50−□×2 (4 日の 50−□ から 3 日の □ を引く)
1 日 □×3−50 (3 日の □ から 2 日の 50−□×2 を引く)
また,マサルさんの日記から,T 店の客の数は,翌日の M 店の客の数の 2 倍から,当日の M 店の客の数を引いたものになるので,次のようになる。
T 店の客の数
4 日 50+□ (50×2 から 50−□ を引く,以下同様)
3 日 100−□×3
2 日 □×4−50
1 日 150−□×7
さて,1 日から 2 日にかけて,両店とも客の数が増えたので,
M 店について,50−□×2>□×3−50 より,□<20
T 店について,□×4−50>150−□×7 より,□>200/11=18.1...
さらに,□ は整数であるから,□ は 19 と決まる。
このとき,両店の日々の客の数は
| 1 日 | 2 日 | 3 日 | 4 日 | 5 日 | 6 日 | 7 日 | 8 日 |
| M 店: | 7 | 12 | 19 | 31 | 50 | 81 | 131 | 212 |
| T 店: | 17 | 26 | 43 | 69 | 112 | 181 | 293 | 474 |
と定まり,題意を満たす。
したがって,8 日の両店の客の数の比は,474÷212=2.235...
(ちなみに,トモエさんの 8 日の日記は自明であり,参考にはならない。)
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