第 5 回

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15. 中学への算数にチャレンジ さん
図のように,六角形の底面を持ち高さ 12 m である柱状のビルと,ビルの高さより高いかべがあります。いま,このビルの太陽光線によってできる影を考えます。1 年のうちで,A (○月○日○時○分) のときには,ビルの影が 250 m2 になり,B (△月△日△時△分) のときには 239 m2 になります。A のときと B のときとでは,地面にできるビルの影は合同な図形になり,地面に鉛直に立てた棒の影も同方角の,東方向,北方向に 2:3 (2:3 の方角) にできます。A のときと B のときの,棒によってできる影の長さの比を求めて下さい。ただし,ビルの影の面積とは,地面にできた影とかべにできた影の両方の面積を足したもので,ビルの底面や側面はふくみません。

問題図

(青春の光と影)
解説

A,B いずれの場合も地面にできた影は図 1 のようになり,その面積は
14×15−6×10−16/3×8÷2−5×15/2÷2=1319/12 m2

壁にできる影の面積は
A のとき,250−1319/12=1681/12 m2
B のとき,239−1319/12=1549/12 m2

水平に光が当たったとき壁にできる影の面積は
(17/3+3+5+1/2)×12=170 m2

解説図 1

ビル上面で,長さ 4 m,5 m,3 m,2 m のいずれかの辺上の点を通る 2:3 方向の断面は図 2 のようになる。水平方向と太陽光線のなす角は A のとき α で,B のとき β である。

ここで,水平から光が当たったときには影になるが,A のときと B のときには影にならない部分に着目する。どの点を通る断面図であっても α,β の値は等しいので,A のときと B のとき影にならない部分の長さの比は一定である。

解説図 2

よって,図 3 において,a:b=c:d であり,B のとき影にならない部分は,A のとき影にならない部分を直線 l に関して,たてに何倍かした図形になっている。すなわち,(A のとき影にならない部分の長さ):(B のとき影にならない部分の長さ)=(A のとき影にならない部分の面積):(B のとき影にならない部分の面積) となる。

解説図 3

図 4 において,△CDE と △CFG が相似であることと,CF:CD=(B のときの影の長さ):(A のときの影の長さ) であることにより,(B のときの影の長さ):(A のときの影の長さ)=(A のとき影にならない部分の面積):(B のとき影にならない部分の面積) である。

解説図 4

したがって,A のときと B のときの,棒によってできる影の長さの比は,水平に光が当たったとき壁にできる影において,影にならない部分の面積の逆比であるから,
(170−1549/12):(170−1681/12)=491:359

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