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神奈川県には,観光協会が 1979 年に制定した「かながわの景勝 50 選」で選ばれた風光明媚な場所が 50 ヶ所あります。そこには「かながわの景勝 50 選」であることを示す石碑が立っています。みのるさんは,その石碑全部と写真を撮ることに挑戦中です。
ある日,みのるさんは地図上で,まだ行っていない場所 (赤点) どうしを,辺が交わらないように結んで,できるだけ多くの三角形を作りました。すると,すべての三角形に一つずつすでに行った場所 (青点) が入り,さらにできた図形の外側にも一つだけ行った場所 (青点) がありました (図は行った場所が 6 ヶ所,行ってない場所が 6 ヶ所の場合の例です)。
みのるさんがすでに行った場所は最大何ヶ所でしょうか?
(注) この問題での景勝の場所は実際の場所とは関係ありません。景勝の配置によっては行った場所の数は異なりますが,その中で最大の数を解答してください。
(かながわの景勝 50 選)
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| ▼ 解説 |
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三角形を一つ作るには,頂点が 3 個必要である。ここに頂点を一つ追加して,できるだけ三角形の数を増やすには,三角形の内部 (a) または外部から 3 頂点に線が結べる位置 (b) に頂点を追加すればよい。このとき,どちらの場合も三角形が 2 個増える。その結果,外周は三角形になり,その内部は三角形で仕切られる (下図)。
外周が n 角形 (n>3) の場合,頂点を外部に一つ追加すると,三角形は最大で (n−1) 個増える。また,n 角形は簡単な変形を繰り返すことにより,外周を三角形にすることができる。このとき,三角形は (n−3) 個増える (下図)。
よって,ある頂点数において,外周が三角形の場合の三角形の最大数を x とすると,外周が n 角形の場合の三角形の最大数は x−(n−3) である。ここに頂点を一つ追加すると,三角形は最大で (n−1) 個増え,三角形の最大数は x−(n−3)+(n−1)=x+2 となる。
また,外周が三角形の場合は頂点を一つ追加すると,三角形は最大で 2 個増え,三角形の最大数は x+2 となる。したがって,外周が三角形の場合を考えれば十分である。
頂点を一つ増やすごとに,三角形の最大数は 2 ずつ増えるので,頂点の数と三角形の最大数の関係は次のようになる。
| 頂点 | 3 | 4 | 5 | ・・・ | 17 | 18 | 19 | ・・・ |
| 三角形 | 1 | 3 | 5 | ・・・ | 29 | 31 | 33 | ・・・ |
題意より,頂点の数と三角形の最大数の和が 49 であればよい。上表から,そのときの頂点の数は 18 であり,これはまだ行ってない場所の数である。
したがって,すでに行った場所は 50−18=32 ヶ所となる。
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